球果植物門 | 植物の知識 | 通販で胡蝶蘭をお求めでしたらEFLAをお選びください

マツ、スギ、ヒノキ、マキなど一般に球果をつくる植物群の総称で、

ソテツ類、グネツム(マオウ)類とともに裸子植物を三分する分類群です。

コルダイテス目、球果目、イチイ目を含み、

広義にはイチョウ目を加えることも、球果綱とすることもあります。

葉は単葉、1本の葉脈をもった針状、線形または鱗片（りんぺん）状、

あるいは平行脈をもった笹葉状です。

材は仮道管が多い多木質で緻密で、種子は左右相称形です。

胚珠は包鱗に腋生（えきせい）する種鱗上に生じます。

花は雌雄異花、1本の軸を中心に多数の花をつけて球花をつくり、

雄の球花は包鱗(ほうりん)の内側に2個から数個の葯(やく)をつけます。

花粉は2個の気嚢(きのう)（袋状や帯状の付属物）をもち、風媒花です。

たとえばアカマツでは早春、黄色の花粉を風にのせて飛ばします。

花粉は裸出する胚珠の花粉室に入り、9月ごろ花粉管を伸ばして受精します。

花粉管内の精核は繊毛がなく運動性をもちません。

雌の球花は包鱗のほかに胚珠をつける種鱗があり、

ともに胚珠の保護器官となっています。珠皮は1枚のみです。

受精後、種子が熟すと木化した包鱗が球果をつくります。

包鱗が開いて種子が散ったものが「まつぼっくり」で、

細工物などにも利用されます。

種子は扁平(へんぺい)で、多くは翼をもち風で散布されます。

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